Tom's Toy Boxsince 2008

今日の雑感(Back Number)

2008/04/22

クルマやバイクのことを書くためによくメーカーサイトを参照します。それで知ったのですが、いつの間にかモンキー/ゴリラの生産が終了したようです。あくまで生産終了ですから、まだメーカーのラインアップには残っていますが、在庫が無くなり次第販売も終了するのでしょうね。

モンキーはZ50J-Iとして登場した1978年以来、細かな改良は行われていても、30年もの間基本的な形を変えず生産されていました。驚きです。ゴリラも一時生産中止されていた時期もありますが、同じく1978年の登場以来、形を変えず生産され続けてきました。

この生産中止というのは、排ガス規制強化の影響のようですが、スーパーカブはPGM-FI化が完了しています。モンキー/ゴリラも同様の対策後、再登場してくれることを願っています。

しかしホンダの50ccラインアップを見ると、なんとスポーツバイクの少ないことか。かつて90Kmオーバーした高校生の憧れの的、MBX50やCR110の再来、DOHC4バルブエンジンのDREAM50を輩出してきたホンダとは思えません。縦系はAPEとXR50モタード(生産終了)のみ。ロードバイクはベンリィ50Sのみ。正直寂しいです。

他のメーカーも似たようなものです。ヤマハではかろうじてRZ50が残っていますが、これも生産終了です。2サイクルエンジンですから、まず再登場はないでしょう。YB-1FOURも生産終了。スズキもGS50が生産終了しています。スズキは50ccが全てスクーターといわゆるカブ系のバイクだけとなってしまいます。カワサキに至っては50ccラインアップがありません。まあカワサキは昔からあまり50ccには力を入れていませんでしたから、仕方ないかもしれません。しかし空冷50cc最速のAR50を生産していたメーカーです。なんとも寂しいです。

50ccスポーツモデルが軒並み生産中止となっているのは、排ガス規制が直接の原因なのでしょうが、制限速度30Kmが50ccスポーツの発展を妨げている元凶でしょう。いまや二輪にもAT免許ができたのですから、逆に原付マニュアル免許を設定して、マニュアル車なら制限速度を例えば50Kmまで引き上げてもよいのではないかと思います。若干の実技試験等を盛り込むなりして、クルマのおまけで乗れます的なお気軽さを排除すれば、少しは違ってくるのではないでしょうか?

きっとそんな簡単なことではないのでしょう。でも50ccも好きな僕としては、バブル期ほどではないにせよ、もう少し原付スポーツが盛り上がることを期待します。