Tom's Toy Boxsince 2008

YAMAHA FG300D

楽器好きになったきっかけ YAMAHA FG300D
今でも現役!

クラシックギターにスチール弦というむちゃくちゃな状況で練習していましたが、高一の冬、ついにギターを購入しました。自分で初めて購入した楽器です。それがYAMAHA FG300Dです。

特にこれといって特定のモデルにこだわりがあった訳ではありません。せいぜい、普段から慣親しんでいるヤマハ製がいいなー、位の思い入れでした。まずはカタログを貰って、どれにするか決めるところからです。カタログを見ると、大きくはフォークタイプとカントリータイプという2種類のボディに分かれています。フォークタイプは、カントリータイプと比べると、くびれが大きく、ボディ下部も、より丸みを帯びています。何となく女性的な印象でした。やはり男はウェスタンだろう!てなもんで、安易にカントリータイプにすることにしました。その中で、ちょうど価格的に中間クラスだったFG300Dにすることにしました。ちなみに当時定価30,000円でしたから、型番の '300' は値段とリンクしていたんですね。

僕の住んでいるところは交通の便が悪いので、約10キロ離れた街まで自転車で買いに行きました。ハードケースに収められたそれを持ち帰るのに大変な苦労をしたのを覚えています。思いのほかケースが重く、しかもストラップなどついておらず、片手運転です。それでも新しいギターを買ったという嬉しさで、なんとかその道のりを家までたどり着きました。

家に着いたら早速弾いてみます。「音が全然違う!」第一印象です。でも考えてみりゃ至極当然な話で、壊れかけ状態のクラシックギターにスチール弦を張ったものと、3万円とは言え新品のフォークギターです。違って当然です。違わなかったら買う意味ないですから!お前はお金をドブに捨てたのか!!

・・・落ち着いて。

フォークギターはクラシックギターよりネックが細い分、セーハもやりやすい。なので、すごく弾き易い、と言う印象です。これまでと同じ楽譜を使って練習しましたが、これまで弾き辛かった曲でも何とかこなせたりするのですから、楽器の違いは大きいです(通常こういうセリフは音質だとかの評価で使うので、ちょっと使い方が違っているような・・・)。

当時はフォーク全盛の頃でしたので、お約束のように吉田拓郎やらアリスやらかぐや姫やら、その辺をよく練習しました。僕は当時中島みゆきの曲が好きでよく聴いていましたから、彼女の曲も練習しましたね。彼女は「暗い」だとか「曲と喋りのギャップが激しい」という評価が多いですが、意外と暗い曲ばかりではないんですよ。確かにギャップは激しいですが。あと初期の長渕も練習しましたね。いつの頃からか路線が変わってしまい、個人的には受け付けなくなってしまいましたが、初期の曲はかなり難しく、いい練習になりました。

FG300Dではあまり人前で弾き語りだとかしていませんが、ずっと僕の練習に付き合ってくれています。発売(1980年12月)とほぼ同時期に購入したので、もう28年近い付き合いになります。その後購入したエレアコと比べても鳴りがいいです。ウェブで検索をかけると結構ヒットするので、今でも現役で使われているものがだいぶあるみたいです。それと結構オークションにも出品されて、今でも1,500円から20,000円位の値段がつくみたいです。