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バイクとの出会い(その2)

確か中学3年生の頃だったと思います。1冊の本を購入しました。今となってはタイトルも出版社も忘れてしまいましたが、巻頭十数ページに渡りカラーで当時販売されていたバイクの写真入一覧が特集されており、バイクの登録から車検、限定解除の手引き等、バイク便利帳といった内容で構成されている本でした。バイブルサイズって言うんですか、いわゆるそういうサイズで、もう最後はテープで補強するほど読み込みました。CB750は'F'になっていて、でもRZはまだ登場していなかった頃の本です。KHのライムグリーンの車体が目に眩しかった。そりゃあもう今にもバイクを購入するかってな勢いで、かたっぱしからバイクの諸元を読みまくりましたよ。当時はCB750に始まるあの流れるような車体デザインに全くなじめなかったんですが、いつの間にか違和感が薄れ、少なくともCB750FとCB250RSについては「欲しい!」とまで思えるようになりました(相変わらずCB400 & CB250 'N' はなじめませんでしたが・・・)。だけど所詮中学生、すぐに免許を取れるはずもなく、バイクはずっと憧れでした。

高校は、正規の手続きを踏めば、原付免許の取得 & バイク通学が認められる学校でしたが、僕はその頃自転車にはまっていたのと、親がバイクに否定的だったのとで、免許取得なんて全く考えませんでした。先輩が無許可で中型自動二輪の免許を取りに行って(結局落ちてしまいましたが)、一週間停学になっても、「あはは、バカやってら」位にしか思いませんでした。だけど、別の先輩から通学用のCB50JXを借りて校内をちょっと運転してみて、「やっぱりバイクに乗りたい!」と、バイクへの憧れが再燃してしまいました。いまだに付き合いのある親友がその当時、既に中型自動二輪免許を取得して、初代KL250に乗っていたのも影響して、「クルマならいいがバイクはダメ!」という親を、モデルガン購入の許可以来の説得で、ついに原付免許取得許可を取り付けました。そこから僕のバイクライフは始まったのです。