Tom's Toy Boxsince 2008

クルマとの出会い(その1)

大学に入学した当初までは、『750ライダー』の影響か、「四っ輪なんて」なーんて、クルマを否定するような言動が目立ったTomでしたが、地方の大学生の割合で言うと3割(いやもっとか?)はクルマで通学している事実を前に、クルマを否定しきれないところまで来ていました。なんて言うか、地方の大学は地元率が高く、自宅から通学している子が多いので、自然とクルマ通学率も高いんです。僕は当時親元を離れ、アパートに住んでいましたが、学校までは歩くと15分位、だけどバイクを持ってきていたので、バイクなら5分弱。だからバイクで通学していました。

だけど大人数で遊びに行くとか、夏休みに旅行に行くとか、そういう段になると、俄然クルマを持ってる奴らの独壇場になります。まあそれはいいとして、やっぱりなんとなくクルマにも興味が向くと言うか・・・。

ちょうど茨城県のつくば市で科学万博が開催されていた頃で、僕は同じサークルの女の子を誘って万博に行くことになったのですが、当時バイクしか持っていなかったので、当然バイクで行きました。後ろに女の子を乗せるのはその時が初めてで、ブレーキングのたびに背中に押し付けられる彼女の胸の圧力にドキドキしたものです。

しかしながら、「毎回これではしんどいな」とも思いました。彼女を迎えに行く時は高速を使えるけど、今と違って高速の二人乗りが解禁されていなかった当時、二人乗りになったら全て一般道を通るしかなかったので、遠くには行けないなと。確かそんなミーハーな理由でクルマの免許を取りに行ったと思います。

大学2年の夏休みに教習所に通い、晴れて普通免許を取得しました。免許は取得しましたが、すぐにクルマを購入、と言う訳には行きませんでした。理由は「元手がない」からです。しばらくは免許を取得できたことに満足していましたが、次第に「運転したい」という欲求に駆られ始めました。幸か不幸か、我が家の両親はクルマの免許を持っていませんでしたので、当然家にはクルマがありませんでした。これ幸いと、「せっかく免許取ったんだから、みんなで出かけられるようにクルマ買おうよ」なーんて親に提案してみたのです。そんな経緯があるにもかかわらず選んだクルマは・・・。