今日の雑感

2010/03/02

ここのところブログの更新が多く、メインであるこのサイトの更新が滞っていましたが、久しぶりにいくつかコンテンツを追加しました。

Zippoの紛失騒動があってから、ブログでもこのサイトでもZippoネタが続きました。僕は昔から煙草が好きでした。なんてことをこのご時世に声高らかに宣言すると、失笑や批判を受けそうですが、まあそれはそれとして、この四半世紀は常に煙草を吸っていました。確かに体には良くないんでしょうけどね。その歴史や文化を含めて煙草が好きなんです。ライターが好きなのもそのせいでしょうね。

僕は仕事柄、これまで何カ国かヘ出張しましたが、いくつかの国では煙草が実に印象深く思い出に残っています。

初めての海外は新婚旅行のハワイでした。その当時、既にラッキーストライクを吸っていましたから、現地で入手するのも苦労はないだろうと思っていました。ところが、ハワイではことごとく両切りしか売っておらず、仕方なく両切りを吸っていました。それ以前にもゴールデンバットで両切りは経験済みですが、フィルター付きの煙草と同じ感覚で吸おうものなら、葉っぱが容赦なく口の中に入ってきます。だんだん吸うのが面倒になり、本数はぐっと減りました。

カナダやアメリカ、シンガポールの煙草事情はこちらで既に書いていますのでご覧下さい。

インドネシアのジャカルタは、空港を出ると甘い匂いに気づきます。これはインドネシアの有名な煙草であるGARAMの香りです。GARAMは丁子（クローブ）を香料に使用しており、その香りです。火を着けるとパチパチとはじけます。昔、まだ営業をしていた頃、お客さんに一箱頂いたことがありますが、当時吸っていたマイルドセブン系とは全く異なる香りと、そのきつさで一本吸うのがやっとでした。GARAMの香りを嗅ぐと、インドネシアに来たんだなって実感が湧きます。

オランダでは普通に巻かれて箱に入った煙草は高いので、現地人はよく手巻き煙草を吸っています。手巻き煙草とは、葉っぱだけがパッケージングされて販売されており、別売りの紙を購入し、自分で巻いて吸うのですが、現地人は巻くのがとても上手です。片手でほとんどの行程を済ませてしまう人も珍しくありません。銘柄としてはDRUMがメジャーですが、ラッキーストライクも売っていました。ちなみにオランダは大麻が合法化されています。観光していてお茶したくなっても決してコーヒーショップ（Coffeeshop）へ入ってはいけませんよ。そこは大麻が吸えるお店ですから。お茶したくなったときにはCafeかKoffiehuisに行って下さい。

一昨年の12月、上海へ出張に行った際、現地スタッフとの食事会で白酒（バイチュウ）のカンペイ攻撃を受け、記憶の大半を失ってホテルに戻りました。翌朝カバンを開けてみてビックリ！！赤い箱の煙草が何箱も出てきました。記憶をたどってみると、そういえば昨日一緒に飲んだ人たちの中の一人がやけに気前良く僕らに煙草をくれていたっけ。しかしカバンを開けるまでそんなことすっかり忘れていたので本当に驚きました。ところで中国は、帰国時、飛行機内へのライター、マッチの持込を禁止しています。出国ゲートのところに、日本ならハサミやカッターを放棄するのに置いてあるのと同じようにライターやマッチを置いていく箱がありました。

僕は昔から血圧が高めで、健康診断ではほぼ毎年二度計られますが、最近特に高くなり、先日病院に行ったところ即座に薬を出されました。ついでに「煙草も止めた方がいいんだけどね」とも言われてしまいました。簡単に止められたら苦労はしないんですけどね。「まあ本人が止める気ないとやめられないよ」と、まるで心を見透かされたようなコメントを頂きました。止めないまでも、少しでも本数を減らす方向でいこうかな、とちょっとだけ思い始めている今日この頃です。

バックナンバーへ